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カキチラシ

「サカサマ」ブログサイト内、書き散らしたもの置き場。

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12/04

Sun

2011

越えてくれ、といったら越えてくれ。

ここ一月ばかり、ずっと俺屍以外してなかったです思い返してみたら。あれ?とりあえず、裏京都までいけたのでしばらくゲームはお休み。良い感じに赤い炎ついてきた創作意欲に身を任せよう。
倉庫預かりだったピアノもようやく引き取れたし、後は、練習して書いて練習して書いて練習して書いて・・・、で今年一年は終わりたいと思います。
色々と思えばあああああ、ちくしょおおおおお、ほろびろおおおおおお!!!と他人と自分に思いたくなる毎日ですが、素寒貧になるまで頑張ってみたいと思います。

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10/26

Wed

2011

今日は割り方、昼間もひや、とする一日でした。そろそろ鍋の恋しい季節・・・。
ぼちぼち印刷所をどこにするか、決めなくては。サイズはA5と思いつつも、小説本セットとかでも良いかなあ、とか。ページ数で決めるのが、無難か。ちょっとばかし、焦り始めないと。遅筆ではないとは思うけれど、のるまでが遅い、うん、それを遅筆というのか。
さっさと書き上げて、サイトをどうにかしたいなあ。

線路沿いに、わっさわさと麒麟草が、薄と一緒にゆれています。花粉症の方は、あれを見るだけでもむずむずするとか。花粉症でなくても、あの黄色がゆさゆさと三角の頭を動かすたび(しかも集団で)、ちょっとびびるものがあります。

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01/18

Tue

2011


旅に出たくなる。春は春で残暑は残暑で秋は秋で旅に出たくなるけれど、冬は冬でまた、旅に出たくなる。
海が見たい。
どでかい空が見たい。
寒々しい野っぱらに寝転んで、鼻をすすりたい。
花の匂いのひとつもない世界は、きっと風のにおいで満杯だ。
生温い冬の太陽は、暖かくもないのに目だけが痛むだろう。
それで良い。
そのくらいがちょうど良い。
生やさしい午睡を経て、きんきんに冷え切った身体を包むのは、赤い、赤い太陽だ。
誰も彼もが夕焼けに沈み、夕陽に染まり、夕闇に消えていく。
とろける内外の境界線は、何も言わない曖昧さを甘んじて、
見逃し、
そして、
忘れてくれるだろう。
影に隠れ潜む、小さな息を漏らす塊を。
何も言わず、そろりと背と頭を撫ぜ、冷たい北風は追い立てる。
わざとらしく身を震わせ、襟元のマフラーを手繰り寄せ、ああ、寒い。
ああ、寒いと呟く声。
誇張される寒さに縮こまる。
追い立てられて、追いかけられて、追い抜いて。
余韻も残さず、空は闇に閉ざされる。
頭上で瞬く星の下、
まばたき一つ、
ああ、寒い。
白い吐息を標に、
走れ、走れ、と。
せっつく風に身を乗せて、
たったと歩く右足、左。
やがて駆け足、全力疾走。
転んで膝小僧の一つでもすりむけば、
泣けるかもしれない。
ひゅ、と胸に刺さる真冬の味。
とがめられ、仕方ないなと大笑い。
ひゅ、ひゅ、ひゅるん。
冷たい北風、刺さる胸。
撫で回される肺の中。
内も、外も、真っ青と。
しんしんと更ける夜の波。
かきわけ、泳ぎ、陸を目指す。
陸を目指す。




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01/05

Wed

2011

空気漫画ならん空気短文。なんじゃそら。

「においも残らない部屋の中」
 

 鏡餅の上にのせていた、葉っぱつきのみかん。
 気がついたら、腐っていた。
 いいや、ちょっと、茶色になって痛み始めてる。でも、きっと、これの中身は腐ってる。
「どうした、」
 珈琲を片手に、君が顔を出す。
「珈琲くさい」
「しゃあねえだろ、珈琲だもんよ、」
「みかん、」
 指差し、君を見る。少し僕を見て、君は立ったまま、行儀悪く珈琲をすする。しかも、音を立てて。
「食っちまえば?」
「鏡餅が、裸になる」
「良いじゃねえか。裸」
 ずず。
 珈琲をすする音。それから、少し、沈黙。
 君のマグカップからは黒い世界が消えて、君の左手にある僕のマグカップからは、湯気が消えた。
「ほれ、」
「わ、」
 手の中に、生温いカップ。僕の、珈琲。ミルクと砂糖が混ざっていて、見た目は悪い。でも、甘い。
「ん、まだいけるぜ、これ。」
 オレンジの皮のまま、一口。
 いくら小さいみかんだからって、それはないと思う。一瞬だ。一瞬で、君の中へと消えてった。
「ひどい、」
「ひどくねえよ、」
 そう言って、君は残った葉っぱを、鏡餅の上へそっと置く。
「・・・みすぼらしい」
「そうかあ?意外に、いけてんぜ?」
 ずず。
 一気にマグカップの中身を飲み干した。

 
20110104


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10/09

Sat

2010

雨降り小僧の米食ってちゅう。


米をまけばそこから芽が出てからからの土は天からの贈り物でしっとり濡れて、ついでに傘を忘れた自分はしっぽの先までぐっしょり塗れてちくしょう、と雨だか汗だか涙か分らない雫に出っ歯の歯をゆすがせ、昨日食べた腐った茄子を思い出し、最後だと腹を抱えて大笑い。痛むみぞおちと襲い来る寒気は待ちに待った、西への切符。辛さを伴う地図を片手に、さあ、山昇り、空へと往かん、いざ、往かん!!

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