空と山との狭間に何があるのか分からぬが、じっと見ずにいられない。
青と碧との節目に見えた、霞の色が分からない。
墨で区切ってやろうかしら。
それとも鋏で切り取ってしまおうかしら。
しまいには、釘で。点と点とを結び、釣り上げてしまおうかしら。
はたしてなくしたそのあとに、
なにがあるのかわからない。
つついて飛び出るなにかを、この目で見れるかわからない。
何が映るというの。
何が見えるというの。
それでもやっぱり、何かがある故に、この目はそれを、見ようとするのだろう。
かしらん。
20090128
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